小説ダレンシャンは最高のダークファンタジー。【感想】

昼は至って普通の学生、夜は人が恐れる吸血鬼になって格好良く暗躍したい。
と妄想したことありませんか?


厨二病全開だった頃の私はありました笑
ダレンシャンを読むと吸血鬼になるのはやめておこうと考えを改めるはずです笑
ダレンシャンはダークファンタジーの中では低年層向けですが、東京喰種と似てる部分が多いと感じ、とても面白い小説でした。(あくまでも少年向けなので東京喰種の様なグロ描写はないけどね。)
ハリポッターがファンタジー界の光ならばダレンシャンは影であると評されている。

あらすじ
蜘蛛好きの少年ダレンシャンは親友のスティーブとある日奇怪なサーカスを観に行きます。サーカス終了後の控え室に忍び込んだダレンシャンはサーカスの見世物であった巨大蜘蛛マダムオクタを盗んでしまう。盗んだマダムオクタでスティーブと遊んでいると操縦に失敗してしまいマダムオクタはスティーブを噛み殺してしまう。ダレンシャンはスティーブを助ける代わりにバンパイアになるという取引をマダムオクタの持ち主でバンパイアでもあるクレプスリーと交わす。
友人のスティーブは自分がなりたかったバンパイアになれず、
ダレンを恨み、敵対する。
そしてダレンシャンの運命は大きく変動する。

感想
・ダレンの葛藤
ダレンシャンの序盤の魅力は何と言ってもダレンの心の葛藤です。
契約を交わしてもいきなりバンパイアになれるわけではなくまずは半バンパイアになります。バンパイアになると人の血を吸わないと生きていけません。ダレンシャンは最初は半バンパイアなので動物の血を飲むことで生命活動を維持可能でしたが、バンパイアになるにつれダレンの体は動物の血だけでは苦しくなる。自分の命と人間の尊厳のどちらを捨てるかでダレンが苦悩する場面が多く描写されていてます。

・壮大なストーリー
ダレンシャンは2007年の完結済み作品でありながら今現在でも高い評価を受けています。それはやはりストーリーの壮大さ、素晴らしさでしょう。
初めはダレンはクレプスリーと共に奇怪なサーカスを転々とし、芸を披露しながら生活するのですが
読み進めるとバンパイアの謎がどんどん明らかになっています。バンパイアも人間と同じ様に笑い、悩むのです。
ダレンシャンの物語は巻数を重ねるにつれ壮絶なものになります。
そして最終巻のラストは予想できない衝撃的なものでした!
私はループ物という概念をこの作品で知りました。

・小説版(原作)か漫画版
やはり初めて読む方には時間がかかっても小説版ダレンシャンを読んで欲しいです。
実はこのダレンシャンはサンデーでコミカライズされてます。巻数は小説と同じ12巻です。漫画版も素晴らしい出来です!一度小説版を読んだ方にも漫画版はオススメです!
ですが、あまり文章を読んで場面を想像するのが得意ではないなという人には漫画版がオススメです。バトルシーンは特に漫画ならではの表現方法で読めるので面白いです。


ダレンシャンは21世紀を代表するダークファンタジー小説といえます。
そんな作品の面白さ、凄さ、緻密さ、壮大さを感じて貰えればと思います。